十二神を覚ますむすめ
世界は十二の獣神により守られていた。毎年交代で世界を見守る神たちは、自らの眷属から三人のしもべ――『三神器』を選ぶ。
一人は神の代わりに手を下す「右腕」。一人は神の代わりに人を守る「左腕」。そして一人は神の代わりに声を伝える「両耳」。
最年少で「右腕」に選ばれた虎族の遥香は寅の神がいる神殿に赴く。
そこにいたのは異端の白虎。そして――禁忌の黒猫だった。
※流血表現を含む場合があります。自己責任で閲覧してください。
本編
序章「残酷な世界の創」1
一章「最悪な三神器の出会い」1・2
二章「強気な虎むすめの傷」1・2
三章「嫌味な白虎の神殿案内」1・2・3
間章「不可視な神の神器授与」1
四章「孤独な虎むすめの涙」1・2
五章「無口な黒猫の胸中」1
間章「非力な人間の保身活動」1
六章「不用な虎むすめの想」1・2・3
間章「柔和な侍女の白虎攻撃」1
七章「弱者な神の虚構真実」1
八章「絶対な十二神の寝殿乱入」1・2・3
終章「幸福な虎むすめの願」1